はじめに
最近、「ホワイトリカー」 という言葉を耳にする機会が増えています。
特に梅酒作り などの果実酒に使われることが多いですが、
「ホワイトリカーとはどんなお酒なのか?」
「果実酒を作るときの注意点は?」
といった疑問を持つ人も多いでしょう。
この記事では、ホワイトリカーの定義・特徴・用途・果実酒レシピ まで詳しく解説します!
果実酒作りを楽しみたい方、ホワイトリカーについて詳しく知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
ホワイトリカーとは?基本情報をチェック!
ホワイトリカーの定義
ホワイトリカーとは、果実酒作りに適した無味無臭の蒸留酒 です。
一般的に、「焼酎甲類」 に分類されるお酒で、クセが少なく、果実の風味を引き立てる特徴があります。
✅ ホワイトリカーの主な特徴
- アルコール度数は 35度前後
- クセがなく、果実の風味を邪魔しない
- 無色透明でスッキリした味わい
- 梅酒や果実酒作りに最適
ホワイトリカーの原料と製法
ホワイトリカーは、連続式蒸留焼酎(焼酎甲類) の一種です。
一般的な焼酎(焼酎乙類)は、米・麦・芋などを原料に造られますが、
ホワイトリカーは糖蜜や穀類を原料とし、連続式蒸留機で高純度に精製 されます。
✅ ホワイトリカーの主な原料
- 糖蜜(さとうきびや甜菜の副産物)
- 穀類(米・麦・とうもろこしなど)
製造過程で不純物をほとんど取り除くため、
クセが少なく、果実酒作りに最適なお酒となります。
ホワイトリカーと他のお酒の違い
ホワイトリカー vs. 焼酎(乙類)
項目 | ホワイトリカー(焼酎甲類) | 焼酎(乙類) |
---|---|---|
アルコール度数 | 約35度 | 約25度 |
原料 | 糖蜜・穀類 | 芋・麦・米など |
風味 | 無味無臭 | 風味・香りあり |
用途 | 果実酒作り | ストレート・ロックなど |
代表例 | ホワイトリカー、焼酎甲類 | 芋焼酎・麦焼酎・米焼酎 |
ホワイトリカー vs. ブランデー
果実酒を作る際、ホワイトリカーの代わりにブランデー を使うこともできますが、
酒税法では異なる種類の酒類を混ぜることが禁止 されています。
✅ 果実酒作りのルール
- ホワイトリカー + 果実 → OK
- ブランデー + 果実 → OK
- ホワイトリカー + ブランデー + 果実 → NG(酒税法違反)
1種類のアルコールで果実酒を作るようにしましょう。
ホワイトリカーを使った果実酒の作り方
ホワイトリカーを使えば、さまざまな果実酒を作ることができます!
ここでは、基本の果実酒レシピ を紹介します。
果実酒作りの基本ルール
✅ 使用する果実は新鮮なものを選ぶ
✅ 果実はしっかり洗い、水気を完全に拭き取る
✅ 容器は煮沸消毒またはアルコール消毒を行う
✅ 漬け込み期間を守り、熟成を楽しむ
① 梅酒の作り方(定番レシピ)
材料(4L瓶用)
- 青梅:1kg(完熟梅でも可)
- 氷砂糖:500g~1kg(甘さはお好みで調整)
- ホワイトリカー:1.8L
作り方
- 梅を洗い、水気を拭き取る
- ヘタ(黒い部分)を竹串や爪楊枝で取り除く
- 消毒した広口瓶に、梅と氷砂糖を交互に入れる
- ホワイトリカーを静かに注ぐ
- 冷暗所で保存し、3ヶ月~1年熟成させる
✅ 飲み頃の目安
- 3ヶ月後:フレッシュな味わい
- 6ヶ月後:味がなじみ、まろやかに
- 1年後:深みのある濃厚な梅酒に
✅ おすすめの飲み方
- ロック(氷を入れて)
- ソーダ割り(炭酸水で割る)
- お湯割り(寒い季節におすすめ)
② 桃酒の作り方(フルーティーな香り)
材料(4L瓶用)
- 桃(完熟):800g
- 氷砂糖:100g~300g(甘さは調整可)
- ホワイトリカー:1.8L
作り方
- 桃をよく洗い、水気を拭き取る
- 皮をむき、適当な大きさにカット
- 消毒した広口瓶に、桃と氷砂糖を入れる
- ホワイトリカーを静かに注ぐ
- 冷暗所で保存し、2週間~3ヶ月熟成
✅ 飲み頃の目安
- 2週間後:フレッシュな香り
- 3ヶ月後:まろやかな味わい
✅ おすすめの飲み方
- ストレート(桃の甘みを楽しむ)
- レモン汁と炭酸水で割る(爽やかな味わいに)
- ヨーグルトやアイスにかける(デザートアレンジ)
まとめ:ホワイトリカーは果実酒作りに最適!
🔹 ホワイトリカーは、無味無臭の焼酎甲類で果実酒作りに最適
🔹 梅酒や桃酒など、さまざまな果実酒を楽しめる
🔹 砂糖を加えることで、果実のエキスがしっかり抽出される
🔹 容器の消毒や水分の除去をしっかり行うことが成功の秘訣
ホワイトリカーを使った果実酒作りに挑戦して、
自分だけのオリジナルレシピを楽しんでみてください!