最近、なにかと話題のホワイトリカー
今日は、そんなホワイトリカーについてです。
★ホワイトリカーとは?
ホワイトリカーとは、簡単に言うと
「飲用可能な工業用アルコール」です。
「梅酒用」として売られている物は
ほとんど、ホワイトリカーです。
ホワイトリカーの原料は廃糖蜜で、
精製されたエタノールに加水された物です。
梅酒等を作る時にはホワイトリカーがよく
使われますが、ブランデーを使った梅酒のレシピも存在します。
ただ、
ホワイトリカーとブランデーを混ぜると
酒税法違反と成る事を覚えておきましょう。
梅酒などの果実酒を作るときには、
2種類の酒類を混ぜるのは違反となります。
法律的な話をすると、お酒は「酒税法」という法律で品目が定められていて、
焼酎は連続式蒸留焼酎と、単式蒸留焼酎という品目に分けられています。
「酒税法」の補完的な法律である「酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律」により、
酒類は容器等に、品目を表示することになっています。
しかし、同法の施行規則で、連続式蒸留焼酎はホワイトリカーまたは焼酎甲類、
単式蒸留焼酎はホワイトリカーまたは焼酎乙類、
一部を除いて本格焼酎と呼んでいいとしています。
ちなみに、連続式蒸留焼酎とは
水で薄めたアルコールの事で、
単式蒸留焼酎とは、いもとか米とか麦とかです。
話しは脱線しましたが、
ホワイトリカーとは焼酎だと思えば良いです。
ホワイトリカー果実の酒レシピ
果実酒は、基本的には漬けられそうなものであれば何でもOKです。
リンゴやミカン、ゆずやグレープフルーツ、パイナップルなど、
お好みにより、作って見るのもよいでしょう。
よく、
「果実酒は砂糖が必要か?」
といったような質問も目にしますが、
勿論、砂糖無しでも作れます。
ただ、
砂糖を入れないと、果実のエキスが出にく成ります。
砂糖を使用することで、浸透圧による果実のエキスがよく出るように成るので、
出来れば砂糖を使用する事をお勧めします。
尚、容器の消毒と使う果実をよく洗って、水分をきちんと拭き取らないと
カビが発生しやすく成る為、気を付けて下さいね^^
では最後に、春の素材の代表格の「梅」と
夏の代表格である「桃」の基本的な果実酒のレシピを紹介します。
梅
【材料】
・梅(約1kg)
・砂糖(約200~400g程度)
・ホワイトリカー (1.8L)
【作り方】
1・水洗いをします。(新鮮で傷のない青梅を選んでください。)
2・へたをつまようじ等で取り除き、一粒ずつていねいに乾いたふきんやキッチンペーパー等で、一粒ずつていねいに水気をふき取ります。
3・広口のビンに、青梅と氷砂糖を交互に入れます。
4・ビンにホワイトリカーを静かに注ぎます。
5・蓋をして冷暗所に置きます。
6・お好みの味に成ったら出来上がりです。
通常、1~3ヶ月程度で飲めますが
一年程熟成させるとよりおいしく成ります。
ロック、ストレート、炭酸割り等どれもおいしいですが、
ゼリーやシャーベットなどにも使えます。
桃
【材料】
・桃の果肉 (800g)
・砂糖 (100g)
・ホワイトリカー (1.8L)
【作り方】
1・良く洗い、実を傷つけないよう丁寧に水気を取る。
2・皮をむいたら適当な大きさに切り、広口のビンに入れ砂糖と一緒に漬ける。
2週間程度で飲めるように成りますが、
3ヶ月ぐらい熟成させるとよりまろやかな味になります。
食前酒として、レモン汁とガムシロップを加えて飲んだり
ストレートでも美味しいです。
又、お菓子などにも使えます。