教育勅語とは!?読み方や意味と問題点は!!学制との違いについて

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教育勅語とは、明治23年頃に、に明治天皇の言葉として、

学校教育、主に道徳教育の礎として制定されたものです。

今日は、その教育勅語の読み方と意味、問題点、学制との違いについてです。

教育勅語とは!?読み方や意味と問題点は!!学制との違いについて

教育勅語とは

教育勅語は天皇が直々に、作成したものではありませんが、

天皇陛下の言葉と言う形で、

日本人としての道徳観を築き上げ、遵守させるのが目的でした。

正式には「教育ニ関スル勅語」と言うそうです。

忠臣愛国をめざしたものには違いありませんが、

親に対する「孝行」や兄弟姉妹の「友愛」など12の徳目が定められています。

ですので、

現代においても十分通じる、道徳的な意味が含まれていると言えます。

教育勅語の読み方と意味

教育勅語の読み方は、

「きょういく‐ちょくご」

と読み、意味は、先ほども説明したように、

親に対する「孝行」や兄弟姉妹の「友愛」など12の徳目が定め、

道徳観を築き上げ、忠臣愛国をめざしたものと言えます。

教育勅語と学制との違い

よく、学制との違いが疑問視されますが、

「学制」とは1872年頃、

学校制度として、小学校から大学校までを設けることを定めました。

これは、明治政府が太政官布告として出した教育法令で、

戦後の学校教育法に相当するものです

一方、教育勅語は、「勅語」なので法律ではなく、

1890年に出した道徳理念のことで、

当時、天皇陛下のお言葉として法律を超えた絶対性で、

戦前の日本人の価値観に大きな影響を与えたものです。

教育勅語の問題点

色々な意味で関心の高い、教育勅語ですが、

中には、問題点を指摘される方もいます。

つまり、

天皇が絶対だった時代に作られた教えのようなものであり、

そんなものを、信じて良いのかと言う人も見受けます。

たとえば、

「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無
窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ」

これは、

見方によれば

「ひとたび国に何かあったときは、天皇のために命を捧げろ。」

という意味ですよね。

確かにこの一文は、現代にはそぐいません。

ですが、ここを除けば教育勅語の内容は、

今の時代にこそ生かされるべきものだと思います。

最後に

このブログでも度々、話していますが、

ネットユーザーを中心とした、心無いコメントや記事

自分たちの利益しか頭にないマスコミ、

いじめや殺人など、人間関係の希薄さや、

道徳観の欠如はいたるところで発生してますよね。

天皇制反対!!

天皇なんてどうでも良い!!

と、声高々に言うのは勝手ですが教育勅語には私たち日本人にとって

決して、忘れてはならない大事な事が書かれています。

東日本大震災の時などの団結力と思いやりを筆頭に、多くの国々が絶賛した日本民族の原点が、

そこには存在しています。

最後に、教育勅語の横目を記載します。

先ほども言ったように、

一か所を除けば、

十分、今にでも通じるものだと言う事が、

おわかり頂けるかと思います。

では!

教育勅語12の徳目

父母ニ孝ニ (親に孝養を尽くしましょう)

兄弟ニ友ニ (兄弟・姉妹は仲良くしましょう)

夫婦相和シ (夫婦は互いに分を守り仲睦まじくしましょう)

朋友相信シ (友だちはお互いに信じ合いましょう)

恭儉己レヲ持シ (自分の言動を慎みましょう)

博愛衆ニ及ホシ (広く全ての人に慈愛の手を差し伸べましょう)

學ヲ修メ業ヲ習ヒ (勉学に励み職業を身につけましょう)

以テ智能ヲ啓發シ (知識を養い才能を伸ばしましょう)

德器ヲ成就シ (人格の向上に努めましょう)

進テ公益ヲ廣メ世務ヲ開キ (広く世の人々や社会のためになる仕事に励みましょう)

常ニ國憲ヲ重シ國法ニ遵ヒ (法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう)

一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ (国に危機があったなら自発的に国のため力を尽くし、それにより永遠の皇国を支えましょう)

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