春闘が始まる季節と成り、
労働組合は忙しい時期です。
さて、春闘では「ベースアップ」と言う言葉を聞きますが、
では、ベースアップと定期昇給の違いとはなんなんでしょうか。
一般的に、春闘での賃上げにはベースアップ分と定期昇給分が有り、
それらを足したものが賃上げの総額になります。
普通、ベースアップ分は物価上昇に合わせて考えられ、
対象者全員がほぼ一律の金額になります。
最近は不景気のせいか、
ベースアップを見送る企業が沢山有りました。
で、
定期昇給は率で会社が回答する為、個人の基本給によって差が出ます。
ようするに、
基本給が高ければ高い程、金額も多く成ると言う事です。
簡単に言うと、
ベースアップは、会社業績が伸びることによる、社員への給与上の成果還元で、
定期昇給は、年齢や経験等を考慮し給与へ昇給を行うことと言えます。
最近では、不景気な為ベースアップを抑えて賞与で評価する企業も多いそうです。
さて、ベースアップが気に成る企業の一つに
JR東日本とJR東海が有ります。
共にJRを支える旅客鉄道会社です。
去年の実績は、
まず、JR東日本ですが、
夏季一時金は前年比で増と成り、
春季労使交渉で夏季一時金を前年より0.3カ月多い2.85カ月にすると8つの労働組合に回答が有りましたが、
ベースアップ(ベア)は見送られました。
ちなみに、最大労組の「東日本旅客鉄道労働組合」はベア2千円、
夏季一時金は3.1カ月プラス5万円を要求していたそうです。
JR東海も同じ日に、
夏季一時金を前年より0.05カ月多い2.95カ月にすると4つの労働組合に回答しましたが、
35歳モデルで92万9千円で、定期昇給は維持するがベアは5年連続で見送ることと成りました。
35歳モデルで92万9千円???
ベースアップが無くても、
こんだけボーナス貰えるならいいですね^^
今は不景気ですから、ベースアップを臨む方が無理かもですが、
さすが、JR東日本とJR東海だと言えますね。
ちなみに、
去年も、JR各社は春闘回答をしていますが、
JR東日本とJR東海が労組の要求に答え
ボーナス増額となる一時金で対応する事を発表しています。
さてさて・・・
今年はアベノミクス効果で、
もっと良い結果がでるのでしょうか?
まぁ、
自分が貰う訳ではないので、
ただただ、羨ましいだけですけど(~_~メ)
では!