3月といえば卒業シーズン。卒業式には、必ずと言っていいほど 「送辞」 と 「答辞」 があります。
送辞は在校生が卒業生へ贈る言葉ですが、答辞は卒業生が感謝と決意を述べる大切なスピーチ です。感動的な答辞は、卒業式の思い出をより特別なものにします。
本記事では、看護学校と大学の卒業式における答辞のポイントや例文を詳しく解説 します。
✅ 記事の内容
- 答辞とは?基本の書き方とポイント
- 看護学校の卒業式での答辞の書き方と例文
- 大学の卒業式での答辞の書き方と例文
- 感動的な答辞にするためのコツ
1. 答辞とは?基本の書き方とポイント
1-1. 答辞の意味と役割
答辞とは、卒業生の代表が卒業式で送辞や祝辞に対して述べるお礼の言葉 です。
✅ 答辞に含めるべき要素
- 時候の挨拶(季節の言葉)
- 学生生活の振り返り(学び・思い出)
- お世話になった方々への感謝
- 卒業後の決意と未来への展望
- 後輩へのメッセージ
- 締めの言葉(感謝を込めた結び)
1-2. 答辞の長さと話し方
- 目安:3〜5分(原稿は800〜1200文字程度)
- はっきりとした口調で、ゆっくり読む
- 気持ちを込めて、心からの感謝を伝える
2. 看護学校の卒業式での答辞の書き方と例文
看護学校の卒業式では、実習や学びを振り返り、支えてくれた方々への感謝を伝えること が大切です。
2-1. 看護学校の答辞に盛り込むべき要素
✅ 入学から卒業までの成長の過程
✅ 実習や試験の思い出
✅ 指導してくださった先生や病院関係者への感謝
✅ 仲間との絆やエピソード
✅ これから看護師としての決意
2-2. 看護学校の答辞の例文
【看護学校の答辞(例文)】
🌸 時候の挨拶と冒頭の言葉
寒さも和らぎ、春の訪れを感じる今日、私たちは看護学校を卒業する日を迎えました。本日、このような晴れの日を迎えられたことを心から嬉しく思います。
🌟 学生生活の振り返り
〇年前、看護師を目指してこの学校に入学した日のことを昨日のように思い出します。はじめは知識も技術も何も分からず、不安と緊張の中での学びが続きました。
しかし、授業や実習を通して、患者さんと向き合うことの大切さを学びました。特に、初めての病院実習では、思うように動けず悔しい思いをしたこともありました。しかし、その度に先生方や実習先の指導者の皆様、そして共に学んだ仲間たちに支えられ、乗り越えることができました。
💖 感謝の言葉
今日こうして卒業を迎えられるのは、支えてくださった多くの方々のおかげです。〇〇先生をはじめとする先生方には、時には厳しく、時には温かい言葉をかけていただき、私たちをここまで導いてくださいました。
また、実習先の病院の皆様には、貴重な経験を積ませていただきました。患者さんとの関わりの中で、「看護とは何か」を深く考えさせられました。
✨ 未来への決意
これから私たちは、それぞれの道へ進みます。しかし、ここで学んだことを胸に刻み、一人ひとりが誇りを持って看護の道を歩んでいきます。
🌈 締めの言葉
最後になりましたが、本日ご臨席くださいました皆様、そして私たちを支えてくださったすべての方々に心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
3. 大学の卒業式での答辞の書き方と例文
大学の卒業式では、学びの振り返りと未来への希望を中心に構成 します。
3-1. 大学の答辞に盛り込むべき要素
✅ 大学生活の振り返り(学び・経験・友情)
✅ 教授・家族・友人への感謝
✅ 社会への第一歩を踏み出す決意
✅ 後輩へのエール
3-2. 大学の答辞の例文
【大学の答辞(例文)】
🌸 時候の挨拶と冒頭の言葉
春の訪れを感じる今日、私たちは〇〇大学を卒業します。
振り返れば、〇年間の学生生活は決して平坦なものではありませんでした。しかし、こうして今日という日を迎えられたことを、心から嬉しく思います。
📚 大学生活の振り返り
入学したばかりの頃は、新しい環境に戸惑い、不安も多くありました。しかし、授業や研究、仲間たちとの交流を通じて、自分自身を大きく成長させることができました。
特に、〇〇の研究や〇〇の経験を通じて、知識だけでなく、考える力や挑戦する姿勢を学ぶことができました。
💖 感謝の言葉
この場を借りて、〇〇学長をはじめ、諸先生方に心より感謝申し上げます。先生方の熱意あるご指導があったからこそ、私たちはここまで成長できました。
また、家族や友人、そして支えてくれたすべての方々にも、深く感謝しています。
🚀 未来への決意
これから私たちは、それぞれの道へ進みます。大学で学んだことを糧に、社会の一員として貢献できるよう努めてまいります。
🌈 締めの言葉
最後に、送辞を贈ってくださった後輩の皆さん、心からの感謝を申し上げます。
本当にありがとうございました。
4. まとめ
答辞は、卒業式の大切な場面のひとつ。心を込めて話せば、聴く人の心に残る感動的なスピーチになります。
看護学校にせよ大学にせよ、
心を込めて、読んでください。
途中、泣くぐらいでも良いんです。
何故なら、そういう答辞は心に残り、
一生忘れないものですから^^
ぜひ参考にして、素敵な卒業式を迎えてください!